-- あざみ --
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古い話で恐縮なんだけど、思い出したので

京都文化博物館にあんだんて作品展を見に行ったのは11月4日
1階にろうじてんぽという京都名物のお菓子などお土産品を置いているお店が並んでいるのだが、その一画に6本立ての胡蝶蘭などの見るからにお高い鉢植えがずら〜っと祝開店の札を立てて並んでた
6本立ての胡蝶蘭の鉢なんて売ってるのも見たことない(滝汗
それも、坂東三津五郎さんやら玉三郎さんやら獅童さんや池上希実子さんなどお歴々の名前がずらり

(; ̄ー ̄)...ン?
なんだろう?このお店
お店の前のメニュー札には親子丼880円とか特にどうってことのないメニューが並ぶ・・・
覗き込んでいると「どうぞ〜」とか声がかかって、引き下がるのも妙な具合で、靴を脱いで上がることになってしまった
注文したのは丹波黒豆きなこパフェ880円なり(↑写真)

どうにも解せないので、お店の人に恐る恐る「あのぉ、このお店何かいわれのあるお店なんでしょうか?表のお花もすごかったし・・・。モノを知らなくて申し訳ないんですけど・・・」

なんでも南座のそばに鳥彌三という鶏料理のお店があって、そこをひいきにしてくださってる役者さんたちがお花をくださったとのこと(前日の3日に開店したばかり)
玉三郎さんは特にひいきにしてくださって、女形の肌つやを保つには鳥のコラーゲンが欠かせないということで南座での公演のときは毎日のように食べに来て下さるとのこと

ほ〜〜〜〜っ

パフェなんぞ食べてる間に鳥彌三さんのお客さんらしい人もちらほら
とんでもないお店だったのだわ
でもなんでまた支店なんて出したのかしらねぇ
その辺の事情はよくわからない

鳥彌三さん(Link)は天明八年(1788)創業の老舗中の老舗
坂本龍馬もシャモ料理が好きで、暗殺された日に下男にシャモを買いにやらせていたのはここだとか・・・
一気に歴史上の人物になった気分・・・

あざみさん(Link)へはまた再来年のあんだんて展のときに行ってみようかな
2004.12.27