SCOTLAND スコットランド見聞録

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 ロイヤル・マイル

エディンバラ城から東にまっすぐホリールードハウス宮殿まで1マイル(約1.6km)続いている1本の道を「ロイヤル・マイル」といいます。
オールドタウンの心臓部。周辺の建物は18世紀の石積みのものばかり。
観光客も多く、観光客目当てのお店も多い通りです。

Map of Edinburgh  地図
EDINBURGHーROYALMILE COM  ロイヤルマイルのすべての建物&close(小路)を紹介しています!



エディンバラ城から見たロイヤルマイル

ここからロイヤルマイルは始まります。

高い塔はThe Hub (Old Tolbooth Kirk)
その左はCamera Obscura


ウィリアム・ウォレスのコスプレをした人
ウィリアム・ウォレスは一番のヒーローのようです。

この顔をペイントするのは歴史的には間違いだそうです。
映画「ブレイブハート」(→LINK)が元凶。
もっと古代にやっていたのであって、ウォレスの時代にはなかった。
映画見たときに違和感あったんですよねぇ。


TOLBOOTH KIRK
1842-1844に建てられたゴチック式の教会ですが、1984年から教会としては使われず、現在 The Hub (エディンバラフェスティバルのセンターやCafe & Restaurant)として使われています。
高さ74mはエディンバラで一番背が高いそうです。


Gladstone's Land  グラッドストーンズランド →LINK
17世紀の商人の館。
内部の装飾は非常に豪華で、特にThe Painted Chamberという部屋の天井の木彫りが見事・・・・・なのだそうです。
上のLINK先、見てください。確かに見事です。

国旗が撮りたくてカメラを向けただけなんですけど、帰国後、このアーチ、どっかで見た気がしてガイドブックを見直したらここだったという・・・。
入場料£5.00みたいなので、気がついても入らなかったかもしれませんが。




BRODIE’S CLOSE

Deacon William Brodie ブロディとはあの《ジキル博士とハイド氏》のモデルになった実在の人物です。
ここに彼の仕事場があり、現在はThe Deacon's Houseというカフェになっていますが、当時の家具等残されているそうです。
The Deacon's HouseのHP→LINK・・・Deacon Brodie の説明など詳しくのっています。


CLOSEというのは細い狭い路地で、石積みの建物の間ところどころに裏へ抜けるルートとして作られています。ちょっと狭く薄暗くて怖い感じ。


St.Giles Cathedral セントジャイルズ大聖堂LINK
ゴシック様式の大教会です。
教会の前は広場になっていて、スコットランドにおける宗教改革の旗手、ジョン・ノックスの像が立っています。
16世紀の中頃この教会の主席牧師だったジョン・ノックスはここから新教の教えを説き、カトリック派のメアリー女王と大論争をしました。
(余談ですが、これをひとつの要因としてメアリー女王は失脚し、イングランド女王エリザベスを頼ってロンドンへ行き、最後はエリザベス女王によって処刑されました。メアリーはなかなか波乱万丈の人生で、その悲劇は映画や小説にもなっています)




内部は宗教改革の最中に多くの装飾が壊されたそうですが、まだまだ荘厳で美しいものです。↓


入場は無料だったのですが、撮影料(いくらだったか忘れました)が要りました。
知らずに撮っていたら、おばさんに請求されてびっくり!
このシールが目印だそうですが、こっそり撮っていた方も・・・。

毎日12時から礼拝が行われるので、観光客は追い出されます。


お土産やさんのウィンドー
ウィリアム・ウォレス、ハイランド・ドレスを着たバッグ・パイパーやエディンバラ城のミニチュアが売れ筋のようです。


観光客目当ての派手な安っぽいキルト商品が多い中で目を引いたのがこのキルト。
ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ メモリアル タータンだそうです。
さすがダイアナと思いましたが、ダイアナの死後ロキャロン社が新たに「ダイアナ妃の輝きと思い出が人々の心に生き続けるように」と願い、ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ記念基金及び財団のために特別に創り出した商品だそうです。
ちょっとがっかり。
ロキャロン社のページ→LINK



WORLD'S END CLOSE

サウスブリッジ通りの東端にあるCLOSE。
なぜWORLD'S ENDなのかというと、昔ここにエディンバラの街を囲む城壁があったので、ここまでがWORLD、ここでWORLD'S ENDということになったわけです。
ここからはキャノンゲートという別の通りになってホリールードハウス宮殿まで続きます。



「世界ふれあい街歩き」(→LINK)という番組でこのCLOSEを歩いているのを見たのがエディンバラに行ってみたいと思ったきっかけでした。
この「世界ふれあい街歩き」という番組、カメラを持って一人でしゃべりながら街を撮ってくるという体裁の番組でなかなかうるさくなくていいですよ。あちこち行ってみたいところが増えるのが困りますが。



The Carson Clark Gallery
16世紀〜19世紀の世界のアンティークの地図と海図のコレクションを持ち、複製を販売しているギャラリーになっているそうです。


The Peaple's Story MuseumLINK
また国旗を撮っていたら・・・のパターン。

Canongate Tolboothという16世紀の建物。
CanongateがWorldEndの外だった時代(1591年)にCanongateの町役場兼議会兼税務署兼刑務所兼・・・で、Canongateで現在残っている一番古い建物だそうです。(Tolboothはスコットランドの古語で↑こういう意味)
このぴょこんと突き出た小塔と道にはみ出た時計が面白いですね。

1階にThe Tollbooth Tavern (→LINK)というパブがあります。壁からモノを落とすゴーストが住み着いているそうです。(スコットランドのほとんどのパブにはゴーストが居るそうですが)
建物の歴史はこちらのHPの方が詳しくて面白いです。


The Museum of Edinburgh  →LINK
Canongate Tolboothのお向かいにあるのが、Huntly House(LINK)。
これも16世紀の建物だそうですが、歴史についてはよくわかりません。
現在The Museum of Edinburghをやっています。
 

これは看板がかわいいから撮っていたもの。

Ye Olde Christmas Shoppe →LINK


クリスマス好きを自認する私・・・お!クリスマスシーズンでもないのにクリスマスショップ♪ さすが!と喜んだんですけど・・・。
スコティッシュな柄で、レアな感じでよかったんですけど・・・。
1個£5=\1250前後・・・。1個ですよ。
1個くらい記念に、とも思ったんですけどさすがに買いませんでした。
WebShopもやっているのでよかったら上のLINKからどうぞ。


これはなんでしょうねぇ?
調査中です。


クイーンズ・ギャラリー The new Queen's Gallery in Edinburgh →LINK

かつてのホリールード自由教会とダッチェス・オブ・ゴードンズ・スクールを改装して2002年にオープンした美術館。最新設備によって王室コレクションからの最もデリケートな美術品の入れ替え展示がスコットランドで初めて行えるようになったのだそうです。
スケッチの展示では世界有数だとか・・・。
中には入らず、トイレをお借りしただけ・・・。

なんだか建物とミスマッチなへんな入り口だと思ったら2002年建立だそうですけど、それでもへんはへん。(下品ともいう)

左に見えるのがホリールードハウス宮殿。



The Palace of Holyroodhouse ホリールードハウス宮殿 →LINK
てくてく歩いてロイヤルマイル(1マイル=約1.6km)の東の端、ホリールードハウス宮殿に到着!
と思ったら、無残にも"PALACE CLOSED"の文字・。
王室の方が15 May - 1 June滞在されているので、観光客は入ることができませんでした。(泣

  

Palaceの中もそうですけど、隣接するHolyrood Abbey(廃墟になっている修道院)をぜひ見たかったので非常に残念でした。このAbbeyには、多くの歴代のスコットランドの王族が埋葬され、メンデルスゾーンが交響曲第3番イ短調 『スコットランド』の着想を得た場所と言われています。(リブラリカ・ミュジアのページに詳しい→LINK








 ホリールード公園 Holyrood ParkLINK
ホリールードハウス宮殿の南東に広がる広大な公園。
元々狩猟場だったのだそう。
これは公園の北西側から見ているのですが、後日南西側から登ることに・・・。
    このページにPDFの地図があります→LINK

右はプール。
(余談:本(『黒と青』)を読んでいたらこのプールが出てきたので、にんまり。エディンバラが舞台のミステリーなのでめずらしいことではないのかもしれませんけれど。観光客の見ない、きれい事でないエディンバラの現状を知るのにはうってつけの小説でした)




こちらは公園の南西側。
左のコブがアーサーズシート(アーサー王の玉座)と呼ばれています。

途中までは若草山のようななだらかな芝生なのですが、ぐっとガレ場になり急な道をたどることになりますけど、絶景!!
普通に市民の憩いの場になっていて、ジョギングしている人や犬の散歩、芝生に寝転ぶなど思い思いに楽しんでいらっしゃる様子。
スコットランドの国花・アザミはそこら中に自生していて、もう少しで満開のようです。




     

 
エディンバラの街が遠く海まで良く見えます。

     
     ホリールードハウス宮殿と修道院             カールトンヒルのネルソンモニュメントとナショナルモニュメント

  
       これはなんという花?                             これはアザミ